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アンサンブルの中で『目立つ』
ある吹奏楽部顧問の先生から、
「みんなの中で、ある子が音程も音質もすごく目立つんです💦」
というメール相談がありました。

吹奏楽やコーラスなどのアンサンブルは、
自分1人だけではなくて‘’誰か”と一緒に演奏していくものですね。
そんな中で、
目立っている子がいると、
(もしくは、自分がみんなの中で「合わない」と感じる時)
どうにかして目立たないようにしなければ!
と思うことが多いかもしれません。
ただ、「目立たないようにする」というのはなかなか難しいもので
(脳は否定語を理解できません。『…それって何をすればいいの…?』という状態になる。)、
だったら『音を出さずに、休む/演奏してる風を装う』を選択する方がむしろ清々しい。笑
でもせっかくアンサンブルできるのに、それでは面白くも楽しくもありませんね。
ここでは、
[目立つ=直すべきもの]と考えるのは一旦横に置いて、
他の視点からアンサンブルについて考えていきたいと思います。
①「目立つ」は直すべきことなのか?
そもそも「目立つというのは何なんだろう?」と思ったので調べてみると、
目立つ・・・他と異なっているために、人の注意を引く。際立って見える。
だそうです。
「異なる」というのは日本人の中ではネガティブに捉えられがちですが、
違う捉え方をしてみると、『他の子たちより秀でているからこそ際立っている』とも考えられませんか?
例えば、
目立つのは、他の子たちよりも『何にもとらわれない自由度がある』とも考えられるわけです。
目立つのが「悪いこと」ではなく、その子の個性として受け取った上で、
『アンサンブルをしていくために、肯定的に考えるとどうしたらいいのか』を考えていく方が建設的ではないかと思います。
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