今いる空間に音が澄み渡るように【空間認識】


」というのは、空気の振動、そして伝播です。


それが耳まで届いて「音」と認識できます。


その場所の空気を動かしているので、空間認識は大きな効果をもたらします。





空間認識

楽器にはそもそも音が鳴るポテンシャルが備わっています。

それを生かすも殺すも演奏者にかかっています。


そのために味方につけておきたい【空間】

ですが、楽器を奏でることに注意が向きすぎると、空間認識が欠如しがちです。



その空間はどれぐらいの広さ・奥行きで、

天井の高さはどれぐらいで、

そこには何が置いてあって*

自分は今その空間のどこにいて、

自分の他には誰がいて、

床や壁はどんな質感で、

この空間の中で音がどのように響いて行くのか。

*自分自身が立体であることはもちろん、そこにある物も立体として認識することも重要です。


その空間を歩いたり、目で見たり、触ったり、聞いたりしながら、

空間認識を高めていくのです。



私がちょうどホールでの本番があった時のこと。


空間認識を高めるために、 会場内の空間を五感でキャッチする時間を作りました。



ホールの客席を後から前までくまなく歩き、

壁や椅子を触って質感を知り、

上や周りを見て会場の広さ・高さを知り、

ステージの大きさや響きの空間を知り、

それぞれの客席からの見え方・聴こえ方を知る時間。


(特に前の方の席に届く音の聴こえ方を知ることが私にとって大事な情報でした)


ここが演奏する場所、

ここが音が広がる空間(もっと言えばロビーや舞台裏もですが)、

ここが私とお客さんが音で繋がる場所、

ここが私とお客さんで曲のストーリーを共に楽しむ場所……


そんなことを感じた数分。



そうすることで、本番での演奏は、ホールの響きを味方につけて演奏できました。



この空間に波紋のように音の振動が広がっていく

空間認識をしたら、

その空間で、自分が発する音(空気の振動)が

波紋」のように次々に連なって飛んでいくようなイメージで。


更に「鳴らした音の行方を、鳴らし終えた後も遠くへ飛んでいき続けるイメージ」をすると、より空間に響き渡ります。


「余韻を楽しむ」と同時に、「新たな音を絶えず生み出し続ける」とも言えます。



↓書いているのはこの人↓

泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。

↓小さくても優秀な相棒↓

ジョニー

​Johnny

体長:88センチ

体重:1.5キロ

等身大の1/2サイズのミニ骨格模型。

ジョニーは脊椎は動かせませんが、各関節が以下の様に可動できるので、骨格の形状や、各関節の動きの確認のために活躍中。

  • 下顎:上下に開閉

  • 肩関節:屈曲/伸展,内転/外転

  • 肘関節:屈曲/伸展

  • 前腕:回外/回内

  • 手:背屈/掌屈

  • 股:屈曲/伸展,内転/外転

  • 膝:屈曲/伸展

  • 足:背屈/底屈