本番②〜舞台に出て演奏開始まで


本番の日。


この日のために練習を積み重ねてきました。


その本番までの道のりを、私の実体験を通して、3つのセクションに分けて書きました。


この記事は「本番①〜舞台に上がるその前に」のつづきです。


今回の記事では、

舞台に出て演奏開始するまでのことを書いています。



舞台に出て、お辞儀をする

さぁ本番。


舞台に上がります。


会場の空間の広さ、

天井の高さ、

その会場の中で自分がどこに居てどのように舞台中央まで移動していくのか、

空間認識を五感で感じながら、


「頭が動いて体全体がついていきながら、舞台中央まで歩いていく。

 その一歩ごとに自分の後ろに空間が広がっていく」


そう思いながら舞台の中央に向かって歩き、聴衆の方を向き、


「これからの時間を一緒に音楽を楽しみましょう」

「これからの時間を一緒に実りあるものにしましょう」

「ここにいる全てに、この時間に、感謝します」


そんな気持ちでお辞儀をしました。


演奏することは決まっているのですから、この場に来たら「逃げ」の気持ちはもう必要ありませんね。


意識的に、能動的に、演奏をするために、幸せな時間を創り出すために、その空間の中で動くのです。



演奏開始直前の大事な時間

そして、演奏を開始するまで。


この時間は、今から自分が心地よく演奏に入るために時間をたっぷり使って良い時間です。


ピアノであれば椅子の高さや位置の調整、

サクソフォンであればチューニングと簡単な音出し、

演奏前に準備を丁寧にできる時間です。




私自身は昔、この時間に焦りがありました。

早くしないとお客さん待たせちゃう」と。



でもこの時間はとても大切なもの。

今からの演奏を

自分もお客さんも

有意義に迎えるためだから。


何も焦りなく、今からの演奏のための時間をたっぷり堪能して良いのですね。


準備が調ったら、

会場を見回します。


私にとってはこの行動は「この空間で演奏して、音楽をこの場にいる全てと共有する」決意表明に近い感覚でした。


会場に到着してチェックしたこの空間を自分の意識の中に含め、

会場を味方につけましょう。



さぁ演奏開始!

音を鳴らし、音楽を生む瞬間の到来です!



(続く)

→「本番③〜演奏中 至福のひとときが生まれた瞬間



↓書いているのはこの人↓

泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。

↓小さくても優秀な相棒↓

ジョニー

​Johnny

体長:88センチ

体重:1.5キロ

等身大の1/2サイズのミニ骨格模型。

ジョニーは脊椎は動かせませんが、各関節が以下の様に可動できるので、骨格の形状や、各関節の動きの確認のために活躍中。

  • 下顎:上下に開閉

  • 肩関節:屈曲/伸展,内転/外転

  • 肘関節:屈曲/伸展

  • 前腕:回外/回内

  • 手:背屈/掌屈

  • 股:屈曲/伸展,内転/外転

  • 膝:屈曲/伸展

  • 足:背屈/底屈