演奏はいつも「進化の途中」

本番が近づくにつれて、

納得いく演奏が出来なくて、

ストレスが溜まりに溜まってイライラしていたときのこと。



そんな気分で吹けば、

音も、音楽の流れも悪くなる一方。。。



このまま練習していても気が滅入るだけ!



そう思い、



今、自分の演奏はどうなってる?何が起きてる?

今、何を思ってるんだ?どうしようと思ってる?



と、自分で自分に問いかけをして、

書き出してみることにしました。



そうして書きだしてていくうちに、


完成形でなければ今の自分の演奏をお見せするなんてことは許されない!



なんて言う禁止を、

自分で自分に無意識下に強いていたことに気づきました。




このような自分に課している禁則はほかにもありそうですが、


「~でなければならない」


「こうすること以外認めない」


「~すること(こそ)が正しい」



このような言葉が無意識のうちに脳内にはびこり、

そのせいで身体が萎縮してしまっていることに気づいたのです。



完璧主義のレベルが高まると、自分に悪影響を及ぼします。



そもそも完璧な演奏ってなんだ…?

そんなのに到達できることあるのか…?



そう考えてるうちに、考えつきました。



今現在って《進化の途中》やん



こう思った時から

完璧の呪縛から解放されたように感じました。


演奏は、いつ、どんな時も、「進化の途中」

演奏を続ける限り、


一つ一つの本番では「この曲は、今の私はこう演奏します」と、

その時々の到達点をお見せすることであって、


それがもちろんゴール(完璧)ではなく、


《進化の途中》の真っ只中なんじゃないの?


と思い至ったのです。



実際そうじゃないですか?


ひとつとして同じ演奏はできない。


その時々の自分で、


その時々の場所で、


その時々の聴衆や共演者がいて、


その時々の気候や時間もあって。



そのおかげでいろんな化学変化が起きて、

音楽が生まれる。


人生を歩むうちにさまざまな経験をして、

演奏にも磨きがかかっていく。



今できるのは、

完成形の披露ではなくて、


誠意を持ってその時々の環境下で演奏すること。



その後の練習は、


進化の真っ最中。


と、少しずつの進化を楽しみながら出来るようになりました。



自分が伸び伸び演奏するために、

必死に守っていた、自分で自分に強いていた禁則があれば、

その呪縛から自分を解放してあげると良いですね。







↓書いているのはこの人↓

泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。

↓小さくても優秀な相棒↓

ジョニー

​Johnny

体長:88センチ

体重:1.5キロ

等身大の1/2サイズのミニ骨格模型。

ジョニーは脊椎は動かせませんが、各関節が以下の様に可動できるので、骨格の形状や、各関節の動きの確認のために活躍中。

  • 下顎:上下に開閉

  • 肩関節:屈曲/伸展,内転/外転

  • 肘関節:屈曲/伸展

  • 前腕:回外/回内

  • 手:背屈/掌屈

  • 股:屈曲/伸展,内転/外転

  • 膝:屈曲/伸展

  • 足:背屈/底屈