「頑張って演奏する」を、やめたら・・・



からだの使い方=アレクサンダー・テクニーク と言うものを学び始めてひと月、

吹いていると「音の伸びが違う!!楽に吹けてる!!」というのを実感してきています。


やったことの大きなポイントは 『頑張って吹くのをやめる』。


今まで演奏するために「頑張る」ことは必要不可欠なもので、当たり前にそうしてきたのですが、、

その「頑張ろう!」が力みを生み出し、体を固めてパフォーマンスに制限をかけていたという事実に直面しています。。。



以前、高校のパートレッスンで出会った生徒さんもちょうどこのような状態でした。


「肩が痛いです」「腰が痛いです」と言っていた彼女。


吹いてみてもらうと、「頑張って息を入れよう!しっかり吹かなきゃ!!」というオーラがにじみ出ていて、見るからにしんどそう…


彼女に聞いてみました。


 私「責任感強い?」

彼女「あ。部長です^^:」


やっぱり!なんかそんな気がしたのです。



私自身も、責任ある役割を担うことが多くあり、自分なりに一生懸命に全うしようとしていました。 すると、だんだんとしんどくなる。イライラする。どうしたら良いかわからなくなる。

こういう経験を何度もしてきました。 そうなると、演奏もうまくいかなくて。


更にイライラしたり、焦燥感がフツフツと沸き上がり、

練習を終えるとどっと疲れていることが日常茶飯事。


そして、ふとした瞬間、爆発して、もう動けないほどに力が入らないなんてことも何度かありました・・・。


今思うと、どれだけ自分で自分を痛めつけていたのでしょう・・・






責任感は、適度であればいいかもしれないですが、これが”使命感”に変わってしまうと、

自分で自分をがんじがらめに縛りつけ、うまくからだが動けなくなってしまいます。


これは日々の練習でも同じように起きます。



吹けない

 ⇩

それでも「やらないと」と思って頑張る

 ⇩

からだに痛みが出る

 ⇩

でも「吹かなきゃ」と思ってどうにか頑張る

 ⇩

・・・堂々巡り・・・


頑張りすぎているな。


と気づいたら、

いっそ、やろうとしていることをやめてしまいましょう。



頑張るのをやめる」と、それまで見えていなかったものが見えてきます。

体の緊張は思考の緊張にも繋がっていますので、緊張から解放されれば思考もほぐれアイデアも出やすくなります。



疲れたり、しんどかったり、イライラしたり、嫌になったり。

そんな時、「やめる」という選択は自分のために大切です。




このブログを書いた時以降も学びを深め、

2021年春、アレクサンダー・テクニーク教師になりました。


今思うのは、私がやっていた昔の頑張り方は『自分を痛めつけながら、自分を追い込みながら、がむしゃらにやること』で、そうしなくても良い、全く異なる頑張り方があったのだということ。


これは、『自分に優しく、自分が動きやすい状態でありながら、自分が望む結果のために建設的に進んでいける頑張り方』。


この違いは大きなものです。



泉山民衣

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