響きをもたらす3つのポイント

サクソフォンの練習・演奏で、

実感として「実際に声を出して歌ってイメージしてから吹く方がやりやすい」というものがあり、「歌は自分のからだが楽器になるから管楽器演奏にとっても基本だろう」と思い、昔から『歌う』というのは大切に思っていました。


ですが、、、自分が思っていた以上に「歌う」と「吹く」には共通点が多いことを、

フルート奏者であり、アレクサンダー・テクニーク教師である嶋村順子さんのレッスンを受けて体感しました。




順子さんは『音を豊かにするのに「喉を開ける」は得策ではない』と仰いました。

からだの構造から考えるとそれは無理をさせているのだそうです。


え・・・?


音色を作るために、学生時代に受けた教えではよく「喉を開けろ」という言葉が飛び交っていたので、信じられない想いでした。


ですが、大学時代に受けた声楽のレッスンで喉を開けて歌っていると注意されていたのを思い出し、それが管楽器にも通じるのでした。


以下は、響きのある音色で演奏するための3つのポイントです。




[響く音色を作るために]

① 胸腔(肋骨で守られた部分。肺・心臓がある)を広がりを保ちながら吐く


肋骨が動けることは別記事に書いていますが、(呼吸のこと(肋骨は動ける編)

息を吸うと肋骨は広がります


その広がった肋骨と胴体の長さをキープしながら吐く


そうすると、息が安定しやすくなります。


もちろん、息を吐き続ける中で肋骨は徐々に元の位置に戻っていきますが、

「肋骨の広がり」と「胴体(頭からお尻まで)の長さ」をキープすることで胴体は程よい張りを保ったままになり、吐く筋力である腹筋群や骨盤底筋群などが働きやすくなるのです。


逆に、この「胴体の長さ」が吐くときに短くなっていると、吐く筋は働きにくくなり、息が長続きしない、音圧が低いということが起きやすくなります。



②口の中は狭くて良い


楽器の息が入る部分(吹き口)は、とても狭いものです。


そんな狭い出口のために、口の中を広げたり、喉を広げたりする必要はありませんでした。


口の中は、舌が上顎にくっついた状態から息を吐き出す時に少し隙間ができる程度の広ささえあれば十分で、

喉は空気が通るルート上にあるだけなのです。



③歌うときと同じ《共鳴域》を使う

◉頭の中に存在する”空洞”の存在


画像の色がついたところは”空洞”です。

洞窟のようなものが、頭蓋骨にあるのですね。


洞窟で手を「パンッ」と叩くと、すごく響くことは容易に想像できると思いますが、

そんな空洞が自分の体の中・頭蓋骨内にあり、そこが響きに関するのだそうです。



『この空洞がある頭の方に向かって息を吐く』


ただそれだけで良く、②でも書いたように喉を開ける必要はありません。




これらは私にとってとても新鮮で、感覚として「どういうことをすることか」はじめはわかりませんでしたが、何度も何度も試みながら「全く新しい息の吐き方」に取り組み、今までと異なる響きの音色になることを体感していきました。



オススメです。



泉山民衣





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