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人前で演奏する本番で



「人前に立った時に自分がどうなるのか」知っていますか?


人に見られている疑似体験をしながら演奏してみましょう。

   @録画する

   @ぬいぐるみを置く

   @実際に聞いてもらう

その時、自分の身体にどんなことが起きていますか?


・息が吸えない

・視界が狭くなる

・指が思うように動かない

・汗が出る

・足が震える


このような、「自分の身体に起きること」が何かを知りましょう。


「緊張」というのは簡単な言葉ですが、

人によって、どんな状態になっていることを「緊張」とラベル付けするかは異なるので、

自分がどうなのかを知っておくと良いです。


そして、どんな人であろうと、緊張はするものですし、

その緊張を敵とみなすか味方とみなすかでパフォーマンスが変わってきます。


この緊張に関しては、バジル・クリッツァーさんがとても詳しく書かれています。


大人の方は「うまくやりたい」という気持ちが大きく、

それによって自分の実力以上のものを出したいという気持ちが潜在的に沸き起こり、

できないジレンマでもっっと緊張することが誘発されることが多いです。

実力以上のものを本番で望むのは不可能なことに近いのです。

自分にとって不可能なことを強いると、体はどうしたら良いかわからず、

身体の固さを引き起こしかねません。



 


では、「練習通りする」と思うならば、

練習の時から「本番のように人に見られることを意識した上での練習」が必要不可欠です。


アメリカの、演出家であり、アレクサンダーテクニーク の大先生であるキャシー・マデン先生は

将来のお客さんを招待しながら練習する

とおっしゃっていました。


そうすることを実践すると、いざ本番になっても、心持ちが違うのです。



 


では、その本番中です。


やけに冷静になっていて、

演奏中に自分で

「あーここがダメだな」

「また失敗した」

「ここは外すとカッコ悪いぞ」

なんていう評価を毎時してしまっていることはありませんか?


そうなると、演奏に集中できなくなってしまいます。

これでは、本来の目的である「音楽を演奏する」から大きく外れてしまいます



【音楽は、時間の流れとともに生まれている芸術】


演奏途中、聴こえてきた自分の演奏を反芻し始めると途端に過去へいってしまい、

その間の音楽は音は鳴っていても生気がないように感じたり、

意識が違うところに行ってるからこそミスが起きてしまい、

本当に得たかった演奏が出来なくなってしまいます。



だからこそ、



すぐ先の未来の音を絶えずイメージし続けて、現在進行形で音楽を作り上げていくのが大切

なんだと思います。


もしミスが起きてしまっても、反省は後で十分できます!


過去は変えられないけど、この先の未来は変えられます。


自分がその場でできることにしっかりと目を向けて、

その時その場で実現可能なことに専念することが必要なのです



そうすると、落ち着いて本番のその場にいられるようになってきます。


↓書いているのはこの人↓

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泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、B型末っ子自由人。

サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。
​最近はクラリネットとトランペットに挑戦中。

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「頭ではわかっていても、

なかなか表に出せない人が、

悩まず動けちゃう自分になる」

 

楽器演奏も仕事も日常でも、

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生み出すために

​心と身体の「自分軸」を育てる。

そんな発信をしています^^

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