自分の限界はまだまだ【指の動き】


以前、ピアノでオクターブのトレモロ奏法をしていて、 私の場合手が小さいので一生懸命広げながら、必死に親指と小指を交互に打鍵していました。 本番が近くなるにつれ、親指の付け根あたりに違和感を感じるようになり、なんとか本番を終えましたが、完全に腱鞘炎になってしまい、数ヶ月に渡って演奏にも日常にも支障が出てしまったことがあります…

ピアノを打鍵するとき、

管楽器で指を使うときもそうですが、

「次の音はこの音だからこっちに動かさなきゃ」

「早く動かさなきゃ」

と思ったとき、

鍵盤やキーに触れるその指に意識が行っちゃうもの。

で、うまく指が回らないとき、

「練習が足らないからだ。いっぱい動かしてやらなきゃ!」

と必死に指を動かすように頑張り、

練習後、どこかに痛みがあったり、最悪の場合私のように腱鞘炎になってしまうんですね。

体のしくみを学ぶ中で、

痛みは体からのSOSであり、動きを改善する良いタイミング」と思えるようになってきたのですが、

アレクサンダーテクニークのレッスンを受け、

指を動かすためにどうしたらいいのか、今までの考えとは違う、新たな方法を手に入れました


①指を動かすのはどこからか

長い間、指を動かす=第1関節・第2関節を動かす

と思っていました。


でも、違ったようです。



新たな方法が、

パペットマペットで口をパクパクさせる時に曲げるところで動かす

手のひらの感情線のシワのあたりから動かしてあげると、

かなり動きやすいし、打鍵の力強さも得られ、ピアノを弾く小さなお子さんも音が全然変わりました!!

指を動かしやすい関節は手のひらの中にあったということ


②指を広げるのはどこからか

これも、指先にばかりとらわれていましたが、もっと手首の方も広げられる可能性があったのです。

手首には(正確には手のひらの手首近く)たくさんの小さな骨(=手根骨)が集まっていて、

それぞれの骨と骨の間に隙間を作ってあげるように広げる

すると、

今まで限界だと思っていた開きよりも更に広げられるという事実に出会い、嬉しくなりました。


③トレモロ

そして私を苦しめたトレモロです。

指先を動かすのに頑張っていたあの頃ですが、

丸いドアノブを回すときにひねる、あの、肘から先の動き

動きの名称としては回内・回外と言います

が有効でした。

かなりローリングしやすい!

これを使ってトレモロをすると、指先で頑張らなくても良いんですね。



手を構成する骨のしくみ、知っている日常の動き、

そこに目を向けると動きの質が変わる。

アレクサンダーテクニークを学ぶ中で、嬉しい発見に出会い、

自分の限界だと思っていたものにまだまだ上手くなれる可能性があるということが喜ばしく、

この先の道を照らす光がまた輝き出した。

そんな感じがします^^

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