習慣の認識

いつもやる行動。
いつものルーティン。
いつもの選択。
日々、無意識のうちにやっている行動、思考ってあるものですね。
長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。
それが自分の【習慣】となります。
【習慣】とは今までの経験から作り上げられたものです。
自分のアイデンティティともなりますね。
その【習慣】について、どこまで自分で認識しているでしょうか?
意識的でない限り、気づいたらもう既にやってしまっていますよね。
癖です。
アレクサンダーテクニーク (=自分の使い方、身体の使い方など言いますが)では正に、
無意識にとっている行動(習慣的な反応)に気づき、目を向けて、
自分が何を欲しているのか(自分の望み=本心は何か?)を大切に、
自分の心に従ってその望みに向かって意識的に取り組むことを学んでいます。
演奏でうまくいかない時というのは、
無意識のうちにとっている行動の選択(習慣的な反応)が好ましくない結果を引き起こしている可能性があるため、
その習慣的な反応に気づき、
無意識に選択していた行動を取ることをやめて、
自分が得たい結果に結びつかせるための行動の選択を意識的にとっていくこと(奏法のアップデート)が求められます。
次に進むステップは「気付く」ところから始まります。
気付くことができれば、それだけで解決が二歩も三歩も進むことになります。
私自身、今まで数多くのことをアレクサンダーテクニーク のレッスン受ける中で気づかせていただきました。
・今まで楽器と向き合う中で培っていた習慣的な行動により演奏しづらくさせていたこと
・自分が自分にダメ出しをしながら練習してきていたこと
この他にも本当にたくさん。
習慣の認識は、上達や自分にとって嬉しい結果をもたらす重要な要素です( ¨̮ )