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「ありがとう」の気持ちが音楽を生かす


先日見つけた、演奏時の私にとっての合言葉「ありがとう

これが結構有効な魔法の言葉で。

私がやっていて有効に思ったので、同じように生徒さんにもお伝えしてみると、

聴いていてとても安心感のある、心地よい音楽が生まれました。

大事なのは「ありがとう」か!

と、生徒さんとこの心地のよい衝撃を共有しました。


そこで話題に上がったのが、合唱のお話。

最高学年、最後の音楽会・文化祭・卒業式などで歌われる機会のある合唱で、それがすごく感動するよね、と。

これって、「このクラス、このメンバーで居られるのが最後。この瞬間も最後。」という気持ちが少なからずあるので、

友達への「ありがとう」

先生への「ありがとう」

家族への「ありがとう」

が、心に詰まっています。

1人1人がそんな「ありがとう」という気持ちをもち、それが集まって大きな大きな大きな「ありがとう」がこもった合唱は、聴く人の心に響き、感動するものになります。

肝は「ありがとう」なのです。

だとすれば、そういった場ではない演奏であっても、この「ありがとう」があるかないかで、音楽が変わって来るはずです。

ほんの些細な「ありがとう」でも、です。

例えば、

今、元気でいられて、「ありがとう」

自分に吸い込まれる、この息にも「ありがとう」

その息が楽器に伝わって音に変わってくれて、「ありがとう」

楽器、大事な大事な相棒。「ありがとう」

この指、動いてくれて「ありがとう」

この空間に「ありがとう」

みんな、この場にいてくれて、「ありがとう」

などなど。

「ありがとう」は、瞬時に優しくなれる、魔法の言葉です。

この「ありがとう」を思っていると、

「どうしよう、どうしよう…不安」とか、

「あ、間違えちゃった…」とか、

「楽譜通り演奏しなきゃ」とか、

そんなことを思っているより、ぐーんと演奏しやすく、

聴いていて、たとえミスがあったとしても、そこまで気にならない。

みなさんも是非お試しあれ.*・゚

↓書いているのはこの人↓

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泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、B型末っ子自由人。

サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。
​最近はクラリネットとトランペットに挑戦中。

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