ピアノの弦と指
ピアノで鍵盤を弾くとき、
「指がうまく動かな~い」っていうことありませんか?
今日はそんな時に考えたいことを。
「指がうまく動かな~い」っていう時、
大抵、どんどん どんどん指への念が強くなります。
そして、
「あぁ~まだまだできない・・・うーんっ!」
と、また更に指をしっかり動かそうと躍起になります。
そうなると、
たとえ指が動いたとしても
出てくる音は余裕のない、緊張がみなぎる音に。
力んでしまって逆に動きづらくなってしまうこともあります。
やりたいことのために一番関与しているのは確かに指先だとは思いますが、
ピアノ(グランドピアノ)の場合、指で操作するのは鍵盤。
ただ指を動かしているのではなく、鍵盤を動かすということです。
そしてその鍵盤の先には弦があります。
この鍵盤の先の弦が響くからピアノの音になるのです。

指で操作するその鍵盤の先には弦があり、
その弦が振動することで音が生まれ、
その響きがピアノの蓋の中で豊かに響くことでみんなの耳に届く。
決して指に念を込めて音が鳴るわけではなく、音になるまでのプロセスがあるということです。
指を動かすことを考えるより、
・鍵盤を動かす
・鍵盤の先に付いたハンマーが弦をはじく
・弦が響く
そんなことを考えた上でピアノを弾いてみるのはどうでしょうか。
もちろん、これだけで上手くいくとは限りませんが、
指が動かない時には、指ではなく、もっと広い視野で弾いてあげることがオススメです。
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