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タンギングは何すること②〜アンブシュア

タンギングの深堀続編。


前回記事(https://www.tamys-music-room-saxopiano.com/post/tonguing1)で、

タンギングのためには

『第1優先は息です』

ってことを書きましたが、


今回は、

その息のためのアンブシュアについて!




息とリードのためのアンブシュア



アンブシュアは

自分の吐く息がリードを心地よく振動させるために、

口と楽器をドッキングさせることだと考えています。


「心地よく」って書いたのは、

リードが振動するから音が鳴ります。

そのリードに接する唇を過剰に力を入れることは得策ではありません。

音色が固くなる、もしくはなることさえ難しい場合も。


息が流れやすいことはここでも念頭においたほうが良いと思います。

だからと言って、緩みすぎもよくありません。

全ては「心地よく鳴る」ためのバランスを探す必要があります。



①骨格的にアンブシュアを深堀


アンブシュアは口元の話。

その口は

骨格的に言うと



上顎側(=頭蓋骨)

下顎


成り立ってると考えています。


(下顎は、頭蓋骨と骨的には別パーツです)




②筋肉的にアンブシュアを深堀


その上顎側と下顎側にある

『表情筋』がアンブシュアの形を決める要素です。


息が漏れないようにしようとして

下唇と上唇で上下で口を閉じようとするよりは、


唇をマウスピースに沿ってクチバシにように真ん中に寄せていく動きと

逆に頬や下唇の下・顎下の辺りはマウスピースから離れていく動き、

この両方の軽い引っ張り合いが必要だと考えています。


その引っ張り合いがあることで、アンブシュアが安定します。


そして、

わたしが口周りで特に気にしているのは

上唇側の楽さとか余裕のような感覚。


楽さがあるか、締め付けのような力みがあるかでかなり音色と舌の動きに影響します。




音色やタンギングが気になる方は、ぜひレッスンでお聞きくださいね。



次回は舌の動きについて

↓書いているのはこの人↓

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泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、B型末っ子自由人。

サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。
​最近はクラリネットとトランペットに挑戦中。

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