呼吸のこと(息の方向編)



管楽器を演奏する時、歌う時など、息が音になる演奏法をする人にとって大事なこと。

私も少し前まで誤解していた、『息の方向』について。

私が学生時代、よく聞いていた言葉がこちら。

「音を前に飛ばせ」

「楽器に息を入れて」

など、“前へ”ということが連想されるキーワード。

その言葉のもと、やってきました。

しかし、呼吸における息の流れを身体的に大まかに考えると、

あまり良いイメージではなかったのです。



息を吸うと肺に入る⇒その息は肺から口に向かって動き、

息は口or鼻から出る。

この「肺から口に」というのが大事で、

位置的に見ても口は肺より上にあるので、

それに従って「息は上にいく」というのが事実です。

「楽器に息を入れる」ではなくて

息は上顎の天井に向かって吐く

だけを考えて吹いてみると、

吹きやすいし音もスムーズに鳴ります。


♬楽器なしで、ゆっくり深呼吸しましょう♬

①息をまず何も考えずに吐いてしまって、

②鼻から吸って(肋骨は動けて肺が四方八方へ膨らむイメージをもって)、

③息を鼻の方へ抜けさせるように鼻から吐く。

何度も繰り返します。

そしたら次は、

①息をまず何も考えずに吐いてしまって、

②鼻から吸って(肋骨は動けて肺が四方八方へ膨らむイメージをもって)、

③息を鼻の方へ抜けさせるように鼻から吐くイメージをもったまま、ただ口を開ける

このイメージがついたら、

音を出さなくていいので、マウスピースをくわえて同じようにやってみましょう

これもできたら、

音を出してみましょう!

大事なのは「できてるのかな・・・?」と考えながら吹くのではなく、

ただただ「息は上へ行くんだよ」と思うだけ


天井に向かって 、でも良いですし、

頭の中の水分を震わせる、と思っても良いし、

矢印として↑をイメージするだけでもOKです。


「できてるのかな・・・?」と考えている間は、残念ながらその思いが邪魔をしてやっていない可能性が大です。

やると決意して、ただただ、やるのみです。

↓書いているのはこの人↓

泉山 民衣

​Tae Izumiya

兵庫県在住、サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。昭和音楽大学卒業。

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニーク(自分の使い方。心身のメソッド)を学び、教師資格を取得。

身体について多く誤解していたことを知り、自身の意図で動きが変わり、痛みや不調、日常から演奏まで幅広いパフォーマンスが想像以上に改善することを身をもって体感しています。

↓小さくても優秀な相棒↓

ジョニー

​Johnny

体長:88センチ

体重:1.5キロ

等身大の1/2サイズのミニ骨格模型。

ジョニーは脊椎は動かせませんが、各関節が以下の様に可動できるので、骨格の形状や、各関節の動きの確認のために活躍中。

  • 下顎:上下に開閉

  • 肩関節:屈曲/伸展,内転/外転

  • 肘関節:屈曲/伸展

  • 前腕:回外/回内

  • 手:背屈/掌屈

  • 股:屈曲/伸展,内転/外転

  • 膝:屈曲/伸展

  • 足:背屈/底屈